おてらくご
釈徹宗さんの「おてらくご」を読む。
お寺と落語をあわせた題である。
今回は、本そのものと言うより、付属のCDについて。
節談説教と浄土真宗に関係する落語がおさめられている。
節談説教は、最近よく取り上げられるようになってきたが、一時は、芸能とあまりに近いので、真宗教団では一段低く見られ、あまり顧みられなかった時期もあるという。
しかし、語り口の快さで、ご教義が染み渡ってくるような感じで、いいものだと思った。一度ライブを体験してみたいものだ。
落語は、スタンダードな「寿限無」と「お文さん」
「寿限無」は皆さんよくご存じだと思うが、「お文さん」は今はやる人がいないので、
勇気をもって高座にかけたという意味のことを言っている。
面白くないのでやる人がいない、などと自虐ネタで言っていたが、この話、けっこう私には面白かった。
幻の落語の復活なので、ここで内容を言わない方が良いのだろう。
本を買って聴く価値がありますよ。
絵もなかなか味があって、雰囲気を高めています。こちらもお坊さんなんだそうです。
コメント