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2010年11月 7日 (日)

永代経

今日は佛性寺さんの永代経で、お取り次ぎ(お説教)のご縁をいただきました。

勤行が仏説観無量寿経でしたので、親鸞聖人が観経をどう受け取っておられて、私たちに何をお伝えになりたいのかを考えてみようということでお話をさせていただきました。

観経のストーリーを追うようなお話になるので、少し長くなりすぎた感じもありましたが、親鸞聖人のお心をお伝えすることが出来たでしょうか?

阿闍世という人を通して、親鸞聖人はご自分をはじめとする衆生の姿を、そしてその弥陀の本願によって衆生が救われることをご覧になっていたのでしょうね。

教行信証の阿闍世に関する記述の多さ、総序の最初に観経を取り上げられていることなど、阿闍世の悪を見つめる姿勢が伺われますね。

都路恵子さんの『アジャセからの贈りもの』は、示唆に富むご本です。

教行信証を耳で聞くという試みも、都路さんの経験から生み出された生きた試みだと思われます。

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