お坊さんに憧れてお寺に入ったの
以前京都の本屋でCDを見つけた。
東本願寺の近くで、近所の仏具屋さんや本屋さんにはライブのポスターが。
鈴木君代+天白真央という名前がすり込まれていたのか、本屋でCDを見つけたときには、いつの間にか手に取っていた。「いのちのうた」
この方たちのことは、この時初めて知ったのだが、三浦明利さんややなせななさんのお歌に最近親しみを持っているので、興味が非常に沸いた。
鈴木さんは東本願寺にお勤めだとか。
お寺でのコンサートやライブで活躍していらっしゃるということ。
「私と小鳥とすずと」は、たくさんの人が歌っている金子みすゞさんの詞。
新垣勉さんの重厚で美しい歌とはまた違って、軽やかで親しみの持てる歌になっている。
ご自身たちの手で曲をつけられているようだ。
「お坊さんに憧れてお寺に入ったの」は、「君ちゃんしか歌えないといわれる自己紹介ソング」(ライナーノーツ)なのだそうだ。
歌詞にもあるように「みんなになんでやって聞かれたけれど お坊さんにあこがれてお寺に入ったの」ということだという。
お坊さんがカッコイイと言われると、自分のことかと思って嬉しくなってしまうが、やっぱり「変なやつ」と一般的には思われるのだろう。
でも、カッコイイ?と思ってお坊さんをやるのはすてきなことだと思う。
なんだか、元気づけられる歌である。
三浦さんの「しんらんさま」の歌唱には、いままで聞いた「しんらんさま」とはまるで別の次元の美しさを感じたが、御和讃や歌で何か今までとは違う形で真宗のおしえをつたえられるのではないかな・・・という気持ちがわいてくる。
憧れられることが、そのまま教化にもつながりますね。
私も師匠と呼べる人や、法兄・法友と呼べる素敵な方々が
浄土真宗を深く
味あわれていたから、ご法義を喜べるようになったのだと思います。
自分がそうなれるかは分からないですが、
少なくとも「あいつが信じてるなら、浄土真宗信じない」
なんて言われないようにしなければと思います。
投稿: Saihoji | 2010年12月23日 (木) 12:22
コメントありがとうございます。
深く浄土真宗を味わっておられる方の存在によって、私たちは導かれているのですよね。
一般的に言ってお坊さんがみんなに憧れられるのかどうかはいろいろありますね。
現在の価値観から言うとお歌にもあるように「変なやつ」みたいに言われるのでしょうが、実は深い真実があるのだとお伝えすることであこがれの存在に代わるのではないでしょうか。
私自身も、お寺に生まれながら、お寺を受け入れるには時間がかかりましたが、すてきな多くの浄土真宗を味わわれている方の存在を知って、「真宗はすてきだ」と言えるようになってきたかなあ…と思っています。
投稿: 住職 | 2010年12月23日 (木) 13:36