美人尼僧の「ひと言」説法 1
いささか旧聞に属するのかもしれないが、「週刊ポスト」3/4には、標記の白黒グラビアページが。
男性向け週刊誌、「美人」という表題から興味本位の物か,というふうに取る向きもあるかもしれないが、紹介されている方々の説法は、なかなか味がある。
玉蓮寺(真宗大谷派)白木澤琴さんは,色紙に「迷いながら生きています」と揮毫。
“解答”を出すことは停滞につながりますが、“迷い”はどこまでも私たちに歩みと道を与えてくれます。
一見逆説のようにも響くが、生の実相はこういうところにあるのかもしれない。親鸞聖人のお言葉を踏まえている。
大行寺(真宗仏光寺派)英月さんは色紙に「阿弥陀ビーム」と揮毫。
阿弥陀様の本願というのは、『絶対にあなたを助けてやる』という“絶対肯定”なんです。こういう存在って、他にはないんですよ。こんないい加減でダメな自分さえもいつも守ってくれる阿弥陀様がいる。阿弥陀ビームがあれば不安なんて何にもないはずです。
弥陀の本願を「阿弥陀ビーム」という親しみやすい言葉で、私たちにお伝えになる。
東本願寺(真宗大谷派)鈴木君代さんは色紙に「いのちの花を咲かせよう。赤い花は赤く白い花は白く」と揮毫。
あなたが赤い花だったら、赤い花を、白い誰かは白い花を咲かせればよい。仏さまから一人一人に“種”がプレゼントされていて、それぞれの花を咲かせることが私たちの仕事なんです。悩みを抱えたまま“安心して”悩み苦しんでいい。違う自分になる必要はありません。
「赤色赤光。白色白光。」の教えを説く。
この方、「お坊さんにあこがれてお寺に入ったの」の方です。一度ライブで聞いてみたい。
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