頭の上のオレンジ
「毎日新聞」 「心のサプリ」では海原純子さんが「頭の上のオレンジ」というのを紹介している。
おもしろいと思うので、一節を紹介。
頭の上にオレンジをのせる。
といっても、実際にオレンジをのせて歩くのではない。
イメ-ジするのである。
頭の上にオレンジが一つのっていると想像し、そのオレンジから周囲をみる、と仮定するのだ。
オレンジの目線、というわけだ。
ちょっと試してみてください。
何となく視野が広がり、周囲がより広くみえる感じがしませんか?
私たちは、自分の我にこだわってしまうと周りが見えなくなってしまいます。
「自分が、自分が」という思いにとらわれてしまうのです。
自分中心になってしまうと、そのうちに行き詰まって身動きがとれなくなってしまいます。
知らぬ間に、自分が「苦」に縛られてしまいます。
私たちは、阿弥陀様にお任せという気持ちを持つ。それが「南無阿弥陀仏」の一つの意味でもあります。
すべてを阿弥陀様にお任せする。絶対他力です。
そういう気持ちになったとき、阿弥陀様が優れたオレンジになってくださるのではないでしょうか。
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