親鸞なう15日
「福井新聞」の「親鸞なう」15日付
まず、1面トップに「親鸞なう 750年の時を超えて」が大きく出ている。
他の新聞は、この日の一面トップはチリの落盤事件の全員救出だったのではないか。
題字は武田双雲さん。なんだか福井新聞はこの特集にかけている感じだ。
「近づく750回忌」とある。もちろんこれが特集を組むきっかけなのだろう。
「不安の時代 高まる関心」と大きく。時代性が親鸞を求めているといいたそう。
1面はプロローグとして、浄土真宗寺院が多く、真宗十派のうち四派の本山が福井にあるなど、福井の「真宗大国」ぶりに触れる。
そののち、人間親鸞への関心の高まりを指摘。
福井での信仰離れについても危惧の念を表明。
そこから、親鸞を取り上げる意義を述べるのだが、何で「親鸞なう」としたのかについては、
750年の時を超えて、「親鸞のいま」を探る旅を始めよう。
という記述があるだけ。私の疑問は持ち越されたままだ。(苦笑)
この日の福井新聞は、16面17面の2面ぶち抜きで(広告も2つ載っているが)報恩講に集まる御門徒の写真を大きく載せ、親鸞聖人の略年譜・四か本山の写真を載せ、真宗王国をアピール・キーワードとして「他力本願」「悪人正機説」「南無阿弥陀仏」を取り上げその簡単な解説、など。
「親鸞なう」県民意識調査というものも大がかりに行うようだ。(結果は気になります)
この連載を通して、御遠忌への関心が高まり、親鸞(聖人)の教えに触れる人がより多くなることを期待したい。
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