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2012年3月18日 (日)

お彼岸

お彼岸になりました。

お彼岸について、少し説明いたします。

お彼岸は春と秋の一年に二回

 お彼岸は、春と秋の二回あります。春は春分の日、秋は秋分の日をお彼岸のお中日とし、お中日とその前後三日間、合わせて一週間をお彼岸とします。
 お彼岸という風習は、インドや中国にはない日本独自のものです。始まりは聖徳太子の時代。朝廷の宮中行事から次第に民間へ広まっていったといわれています。
 この時期、各仏教寺院では彼岸会(ひがんえ)の法要を行い、各家庭ではお彼岸のお参りやお墓参りなどが行われてきました。

迷いの「此岸」から理想の「彼岸」へ

私たちは、ともすると「彼岸」をこの世とは別の「あの世」というイメージで捉えがちです。しかし、本来はそういう別世界を意味するのではありません。
 迷いと苦しみの中で生き死にする私たちの在り方を「此岸(しがん)」と言います。その迷いと苦しみから解放された仏教の理想の境地を「彼岸」と表現しているのです。
 彼岸会は季節的に過ごしやすい春と秋の時期、仏道修行に励んで理想の境地に到ることを目指して行われてきた仏事でした。(「お彼岸」のことを「到彼岸」と言うのはこのためです。)

本山證誠寺では明日より彼岸会を行います。

3月19日(月)から3月21日(水) 毎日午後2時より

正善寺では次のように彼岸会を行います。

3月20日(火)午前10時より

正信偈のお勤め・法話

尼講も兼ねております。施本も用意しております。

皆様どうぞお参りください。

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