もうひとつの物差し
「毎日新聞 日曜くらぶ」の「心のサプリ」で、海原純子さんが「もうひとつの物差し」を書いています。
それによると、「今、自信がなくて元気がない人が日本人に多いのは、『世間の物差し』しか持ってない人が多いから」だということです。
一方アメリカは、日本より格差がはっきりしていて、お金を持つことが明確に価値とされる物差しが存在するが、「世間の物差し」しか持ってない人は、日本人より少ない。
「世間の物差し」と別の物差しを持てば、勝ち組には慣れなくても、人生
を楽しむゆとりができる。対人関係も同様で、役に立つ人とだけつきあ
おうとせず、自分が一緒にいて楽しくくつろげる相手と関わるようになる
から、いい仲間ができる。
「世間の物差し」とは、金で価値を計る物差しといっても差し支えないでしょう。
金で価値を計るだけでは、見えない物が多すぎるように思われます。
アメリカ人には、「『世間の物差し』とは別の物差し」を持った人が多いといわれてい
ますが、これは、とても大切なことなのだと思います。
「仏さまの物差し」は、金で価値を計るものではありません。
目盛りが、人間の物差しとは桁違いに大きく、(あるいは、目盛りがないのかもしれ
ません)すべてを平等に扱います。
私たちも、「世間の物差し」のほかに、「仏さまの物差し」があることを知り、その前
では、いたずらに価値を比べられたりしないのだと知っている。
そういうふうに認識を変えると、もっと自信や元気が出手来るのではないでしょう
か。
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