ひと・ほとけ・いのち
田代俊孝さん「ひと・ほとけ・いのち」を読んだ。
副題に「『非科学』のいのち論」とある。
帯の言葉の一部を紹介しておきたい。
有無(うむ)にとらわれた、科学で量る”いのち”より、父母、祖父母より貫かれた繋がりのある、共生の”いのち“涙の出る”いのち”に、今こそ目覚めなければならない。
知らぬ間に現代は、いのちを数値化し量るものとしてしまった。それが科学信仰に由来しているのだが、本来の“いのち”は数値で量られるものではなく、つながり、関係の中であるもののはず。
気づきにくいことなのかもしれないが、そういう現代の問題点を仏教の立場から指摘してくださっている。
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