親鸞展
空き時間があったので、開催中の「親鸞展」を見る。
(福井市立郷土歴史博物館 11月29日まで)
共催が中日新聞・日刊県民福井。五木寛之さんの「親鸞」を掲載した新聞社ということもあり、挿絵を描いた山口晃さんの絵が多かった。
きっと、五木寛之さんの「親鸞 激動編」(1月1日から上記の新聞に掲載される予定だそうだ)のPRという意味も強いのだろう。
単に宝物を見せるというよりは「親鸞という人のリアリティに迫る展覧会」というあたりを目指している。
ここには山元派本山證誠寺蔵の善鸞上人の御影が展示されている。
善鸞上人は、親鸞聖人から義絶されたことになっており、(異説もあるようだ)評価が難しいところもあるようだが、山元派の御伝鈔には、善鸞上人も登場し、山元の地で念仏相続に励まれたという意味の記述があり、当派にとっては大切に考えられている方である。
せっかく福井での展覧会であるから、説明にそのことが触れてあってもよかったのに、と思われた。
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