大晦日
いよいよ今年も最後の大晦日となりました。
来年は親鸞聖人の七百五十回忌の年でもあります。
ちらちらと鏡花に関する文章を読んでいたら、大正10年頃に親鸞ブームと言われるものがあったのだそうです。
大正12年が親鸞聖人生誕750年・立教開宗700年にあたるということで、文壇でも親鸞を取り上げた著作が多く、その影響が鏡花作品にも見られるとか。(鏡花はあんまり真宗を良く思っていなかったみたいですが…)
「出家とその弟子」(倉田百三 大正5年)は、やや早いのですが、このブームの先駆けと言えるようです。
今も親鸞ブームといって良い状況下と思いますが、(明日から五木寛之さんの「親鸞」の続編が新聞小説として読めるそうですし)単なるブームではなく、「仏法広まれ」という聖人のお言葉のように地に着いたものになって欲しいと思います。
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