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2011年7月11日 (月)

意識改革 寺の役割(10)

「親鸞なう」フォローをしてみよう。ずいぶんと旧聞に属するところだが…

意識改革

お寺や僧侶の意識改革の必要性は、認めざるを得ないところだと感じる。

「住職は『サービス業』」という副題が表すように、門徒の方に対するサービスを考えなくてはならない状況であることはたしかだし、そういう意識は必要だと思う。

お手次のお寺を変えたという御門徒の紹介があるが、そういう意識の必要性を感じさせる事例だ。

ニーズではなくウォンツに答える。とある。

ちょっとこのウォンツには抵抗がある。

きっと経営理論などで使われる用語なのであろうが、仏教にはあまり持ち込んでほしくないと感じる。

ウォンツとは訳せば「欲」なのだろう。

「小欲知足」を教える仏教からすると、ウォンツに答えるという在り方には矛盾を感じざるを得ない。

欲望に従って増大してきた資本主義の罪の部分をすでに私たちは知っているのだから。

そこにある問題意識は共有するべきものだと思うので、もうちょっと仏教にかなう用語を使っていただきたいと思う。

「ホスピタリティ」なんていかが?

最近は観光業界の用語みたいな感じもするが、少し中身を変えて寺院経営は「ホスピタリティ・ビジネス」と言えるんじゃないかな??

戯言ですが、ホスピタリティあふれるお寺のほうが、ウォンツに答えるお寺よりも、

お寺らしいとおもいますが・・・

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