心を
心を弘誓の仏地に樹て(こころをぐぜいのぶっちにたて)
(浄土文類聚抄」親鸞聖人)
川村妙慶さんの年賀状にこの言葉があり、先日この言葉に関するお話をお聴きする機会があった。
心というのは大切なものだが、実に頼りない面を持っている。
その時と場合によって、あっちに転がりこっちに転がるというのが、心の実態なのかもしれない。
人間の心とは、これほど心許ない、フラフラと動くものなのだが、阿弥陀様のお誓い(弘誓)は、実にしっかりとした定まったものである。
そのような仏地に心を樹立しよう。
煩悩具足のフラフラと心が動く私であるけれど、阿弥陀様のお誓いを大地として、しっかりと足元を固め心を定めよう。
そういうことをできているのだろうかと、自分の身を振り返った次第。
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