お彼岸 施本より
本日3月20日(火) 午前10時より 正善寺では彼岸会(尼講をかねて)を行います。どうぞお参りください。
施本には『お彼岸』(東本願寺出版)を用意しております。
その中から、少し紹介しておきたいと思います。
「彼岸は仏道修行の尊い季節」(池田理)
障がいを持つ身という共通点を通して教えが伝えられたことを題材にした味わい深い文章です。
その中に引かれている曽我量深先生のおことばを紹介させていただきます。
「釈尊はこの世に仏法を説くために生まれてきたというのであれば、我々は仏法を聞くために生まれてきたのである。この世は生死無常であるから一日もゆるがせにせずに仏道修行をせねばならぬ、法によらねば一日も安心できぬぞと教えるのが親鸞や蓮如の教えである。」
「仏道修行は彼岸に限ることではないが、春秋の彼岸は仏道修行の尊い季節である。」
「お彼岸のこころ」
巻末のお彼岸を説明した文章です。短いながら浄土真宗におけるお彼岸の意味が分かりやすくとかれています。その文章の一部を紹介しましょう。
お彼岸にお寺やお墓にお参りするのは、決して先祖供養をするためではありません。(中略)諸仏と仰ぐ亡き人からかけられた願いを、身をもって聞く場をいただくことなのです。(中略)その聞法の場がお寺であり、家庭のお内仏なのです。
その他「雑踏の喜び」(文・写真 大西暢夫)「彼岸の賑わい」(小野美知子)も載っております。
どうぞ、お手にとってお読みください。
寺報も用意しておりますので、そちらもお読みいただけるとありがたいです。
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