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2009年10月 5日 (月)

青色青光

これも「こころのしおり」に載せたもの。旧稿ですが、お読みいただければ幸いです。

青色青光

 『仏説阿弥陀経』には、阿弥陀如来の浄土について詳しく説明があります。その中に次のような言葉があります。

 青色青光(しょうしきしょうこう)。黄色黄光(おうしきおうこう)。
 赤色赤光(しゃくしきしゃこう)。白色白光(びゃくしきびゃっこう)。

 浄土では、青い個性を持った者には青い光が当たって青く輝き、黄色い個性を持った者には黄色い光が当たって黄色く輝く。赤い個性、白い個性も同様です。浄土では自分の個性を充分に発揮することができ、誰もそれを邪魔することはありません。しかもスポットライトのように一人一人の個性に光が当たるのです。すばらしい世界だとは思いませんか?
 「出る杭は打たれる」とことわざにもあるように、現世ではすばらしい個性があってもいろいろな障害があって個性を発揮しきることは難しいでしょう。場合によっては、個性を主張することは忌み嫌われるかも知れません。現実は厳しいですね。
 世知辛い現実の物差しは、金で価値を計る物差しです。仏さまの物差しは、想像できないくらい広い目盛りの物差しです。仏さまの物差しで世界を眺めてみてはいかがでしょうか?

表記を新聞掲載時とは改めたところがあります。

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