霧のむこうのふしぎな町 柏葉幸子作
たけのっ子劇場公演の原作である「霧のむこうのふしぎな町」 柏葉幸子作 を青い鳥文庫(新装版)で読みました。
ミュージカルは、原作を脚色しているので、設定を変えているところもあるようですが、霧の谷で繰り広げられるファンタジックなお話が、舞台になるとどうなるのか、楽しみです。
「千と千尋の神隠し」が、このお話をヒントにしているということですが、何となくキャラクターにも似ているところが感じられ、「千と千尋」と比べながら読んだり、ミュージカルを見たりするとおもしろいかもしれません。
「千と千尋」は舞台設定が少し大がかりですが、その点、この物語は素朴で、どこかにありそうな、それでいてなんだか不思議な霧の谷で、主人公リナが、ピコットばあさんの言いつけで、(働かざる者食うべからずがモットー)あちこちで働く体験が中心です。ファンタジックなところももちろんありますが、子どもが働く体験からいろいろなことをつかみ取っていくというのは、あるいは現代の子どもたちにちょっと忘れられているものを見せてくれているのかもしれません。
たけのっ子劇場の公演について、今一度お知らせしておきます。
第8回たけのっ子劇場公演 「霧のむこうのふしぎな町」 原作 柏葉幸子 脚本・演出 柴野千栄雄 日時 2009年12月13日(日) 午後2時開演 会場 越前市文化センター大ホール チケット 一般 1000円 小中学生 800円 (幼児無料)
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