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2010年9月

2010年9月 4日 (土)

オネガイダカラスグキテオクレヨ

掲示板に「オネガイダカラ スグキテオクレヨ」(池山栄吉先生)を貼っておいた。

この言葉は、藤谷純子師の暁天講座で出会ったお言葉で、「一心正念直来」(『浄土文類聚鈔』や『三心料簡および御法語』などに見えます。)を池山先生が独自の言葉で言い直されてもの。ちなみに、池山先生のお墓にはこの言葉が刻まれているそうです。

この言葉、阿弥陀如来の言葉なのです。阿弥陀如来から私たちへの呼びかけなのです。阿弥陀様のお言葉を引いておきましょう。

なんぢ、一心に正念にして直ちに来たれ、我よくなんぢを護らん。すべて水火の難に堕せんことを畏れざれ (『浄土文類聚鈔』書き下し文)

阿弥陀様が、「一心に念仏して、すぐに私の所へ来なさい。そうすれば、私はあなたを護ろう。水や火におちることを畏れずにやって来なさい。」とおっしゃっているのです。

ある方が、この掲示板を見て尋ね人の告知かと思われたそうです。

私は、この言葉に感動し、阿弥陀様のお心はここにあるのだと考え、掲示板に貼ったのだが、前後の文脈を省くとこういうふうにもとらえられるかも。

人にお伝えするのは難しいものですね。

ちなみに、今はこの法語は貼ってありません。貼り替えておきました。(決して誤解を受けたからではなく、時期が来たと思ったからです。念のため。)

御奉加

9月5日(日)宗祖親鸞聖人750回御遠忌法要奉加金のお願いに係の方々に回っていただきます。

私たちに浄土真宗の教えを開き伝えてくださっている親鸞聖人の御遠忌ですので、何とぞご協力をお願いいたしたく存じます。

仏教には、布施という考え方があります。仏教は基本的に我を離れ利他を行うという教えといってよいかと思います。

私たちはともすれば、自分の得や自分の利益を中心に考え、行動しがちです。そこに我に対する執着が生まれ、それが苦となっているのです。

施すという行為が、その自分中心(執着)から離れる道の一つだと言えます。

ともすれば、お金に執着し、お金に縛られてしまう私。そういう私を客観的に見つめ、執着から解き放つのがお布施であるといってよいかと思います。

喜捨という言葉もあります。喜んで捨てる。ここにも、上で述べた考え方がよく伺えますね。

実際には、お金をお出しいただきたい、というお願いではありますが、仏教の教えに基づいて行われていること。御寄進を自分を見つめ直す契機にしていただきたいと存じます。

事業面からすれば、満額の御寄進をお願いすることになりますが、それぞれの方のご事情もございましょうから、ご事情を鑑みた御寄進であっても、ありがたさには変わりありません。

親鸞聖人との出会い、阿弥陀様との出会いの機縁と思し召して、布施行を実践していただきたい、と願う次第です。

ちなみに参考まで。「和顔愛語」(わげんあいご)というお布施もございます。係の方が訪れられたら、やさしいお顔で、思いやりの言葉をおかけいただきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

2010年9月 3日 (金)

秋季彼岸会

本山證誠寺では、次のように秋季彼岸会を勤めます。どうぞご参詣ください。

秋季彼岸会

9月22日(水)から9月24日(金)毎日逮夜(午後2時より)勤行。

真宗教団連合HP

真宗教団連合HPがリニューアルです。

私もほんの少し関わっているのですが、以前に比べて非常に見やすくなっていると思います。

スペシャルサイト「親鸞聖人を訪ねて」が開設されています。

親鸞聖人ゆかりの地を訪ねてみてはいかが?

2010年9月 2日 (木)

尼講のお知らせ

今月の尼講は、お彼岸のお中日に行います。

9月23日(木) 午後七時より

正信偈のお勤め・住職の法話、そのあとはお茶とお菓子とおしゃべり。

新しいお仲間大歓迎です。

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カウンターなど