« 永代経 | メイン | 「東大卒僧侶の『お坊さん革命』」 »

2010年11月 7日 (日)

生命の見える時 一期一会

松本梶丸さんの『生命の見える時 一期一会』を読む。

著者はいろいろと著作があり、一度お話をお聞きしたいと思っていた方の一人だが、お浄土に還られたと知って、残念に思う。

新聞に載せられたエッセイを集めた本だが、生命や人生というものに関して、感銘深いエッセイが多い。

「そうか」と、全身をうなずかしめるものに出合うとき、いのちはおのずから感動する。それが人間が生きているということなのだ。

いのちの重さが軽くなったような、実体が薄れてきたような現代、このような「いのち」を指摘する松本さんの視線は、きちんと命や生と向き合っていると感じる。

珠玉のエッセイと言えるだろう。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.mitelog.jp/t/trackback/401500/25373797

生命の見える時 一期一会を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

Powered by Six Apart

カウンターなど