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2011年5月13日 (金)

お寺?

山元派本山證誠寺での宗祖親鸞聖人750回御遠忌まで、1ヶ月を切っている。

いよいよという感じもするが、他派の御遠忌(または大遠忌)もこの4月5月6月あたりに勤まるところが多い。

大震災への対応を含め、親鸞聖人の御心を伝えるという意味でも、御遠忌が新しい歩みを始める機会となってほしいと思う。

人は寺を求めるのではなく、仏教を求めようとしているのでしょうか。

とドキリとしてしまうようなひと言を川村妙慶さんがブログで。

現代人は死んで行方不明になる人が多い(大嶺 顯)

という、これもドキリとするようなことばもご紹介されている。

親鸞聖人750回忌法要をご縁に
どうか全国のお寺さま!!!!
もう一度 新たな気持ちで
お寺を開いていきましょう。

ご門徒と共につながっていきましょう

それが親鸞さまはじめ、ご先祖さまの本当の喜びではないでしょうか

と結ばれている。

稲場圭信さんからご教示いただいたのだが、稲場さんは宗教の社会貢献の定義を次のようにされている。

「宗教者、宗教団体、あるいは宗教と関連する文化や思想などが、社会の様々な領域における問題の解決に寄与したり、人々の生活の質の維持・向上に寄与したりすること」(『社会貢献する宗教』40頁)

本当はきちんと御著書を拝読してから反応すべきだが、この部分に感じるところが多いので、引用させていただく。

妙慶さんの呼びかけとともに、稲場さんの示された社会貢献の在り方を考え合わせると、お寺はお寺(に住んでいる人)のものじゃなく、お寺に繋がりのある人のものなんだなぁ、と思う。

お寺によって様々な在り方や事情があるのも当然で、お寺の維持も昨今いろいろと問題が多いが、こういうことを忘れてはいけないのだろう。

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