お寺?
山元派本山證誠寺での宗祖親鸞聖人750回御遠忌まで、1ヶ月を切っている。
いよいよという感じもするが、他派の御遠忌(または大遠忌)もこの4月5月6月あたりに勤まるところが多い。
大震災への対応を含め、親鸞聖人の御心を伝えるという意味でも、御遠忌が新しい歩みを始める機会となってほしいと思う。
人は寺を求めるのではなく、仏教を求めようとしているのでしょうか。
とドキリとしてしまうようなひと言を川村妙慶さんがブログで。
「現代人は死んで行方不明になる人が多い」(大嶺 顯)
という、これもドキリとするようなことばもご紹介されている。
親鸞聖人750回忌法要をご縁に
どうか全国のお寺さま!!!!
もう一度 新たな気持ちで
お寺を開いていきましょう。
ご門徒と共につながっていきましょう
それが親鸞さまはじめ、ご先祖さまの本当の喜びではないでしょうか。
と結ばれている。
稲場圭信さんからご教示いただいたのだが、稲場さんは宗教の社会貢献の定義を次のようにされている。
「宗教者、宗教団体、あるいは宗教と関連する文化や思想などが、社会の様々な領域における問題の解決に寄与したり、人々の生活の質の維持・向上に寄与したりすること」(『社会貢献する宗教』40頁)
本当はきちんと御著書を拝読してから反応すべきだが、この部分に感じるところが多いので、引用させていただく。
妙慶さんの呼びかけとともに、稲場さんの示された社会貢献の在り方を考え合わせると、お寺はお寺(に住んでいる人)のものじゃなく、お寺に繋がりのある人のものなんだなぁ、と思う。
お寺によって様々な在り方や事情があるのも当然で、お寺の維持も昨今いろいろと問題が多いが、こういうことを忘れてはいけないのだろう。
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