お彼岸も・・・
お彼岸も今日までですが、皆様と仏様との出遇いはいかがでしたでしょうか。
法会に合われた方も、墓参りをされた方も、お仏壇にお参りされた方も、それぞれの形で仏様と出遇われたのですね。
三浦明利さんの『わたし、住職になりました』が手元に。
まだ、「はじめに」を読み、目次に目を通しただけですが、三浦さんらしさが伝わってくるように思います。
読んだらまたこの本について書くことにします。
三浦明利『わたし、住職になりました』
アスペクト 定価 本体1400円+税 ISBN978-4-7572-2051-5
(以前にここに書いた予価とは少し違っているようです。)
話は変わりますが、あるところで金子大栄さんのことばに出遇いました。
花びらは散っても花は散らない。 形は滅びても人は死なぬ。
(『歎異抄領解』)
本を読んで理解した上のことではなく、浅学の身で勝手なことを思っているのかもしれませんが、お彼岸と関連して・・・
お彼岸を先祖供養の時期のようにマスコミは伝えますが、浄土真宗ではそういう考えは採りません。
身体というものがなくなったとき、阿弥陀様のお救いによって、私たちはお浄土に生まれ、そこで諸仏として新しく生きることになります。
阿弥陀様のお働きとその諸仏のお導きによって私たちは彼岸(=浄土、仏国土)を思うのが、お彼岸なのでしょう。
供養する対象としたとき、亡き人とわたしとの関係は、遠いのではないでしょうか。
諸仏に導かれ、ともに阿弥陀様を讃仰するとき、わたしたちは彼岸を感じるのではないでしょうか。
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