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2010年11月

2010年11月 7日 (日)

永代経

今日は佛性寺さんの永代経で、お取り次ぎ(お説教)のご縁をいただきました。

勤行が仏説観無量寿経でしたので、親鸞聖人が観経をどう受け取っておられて、私たちに何をお伝えになりたいのかを考えてみようということでお話をさせていただきました。

観経のストーリーを追うようなお話になるので、少し長くなりすぎた感じもありましたが、親鸞聖人のお心をお伝えすることが出来たでしょうか?

阿闍世という人を通して、親鸞聖人はご自分をはじめとする衆生の姿を、そしてその弥陀の本願によって衆生が救われることをご覧になっていたのでしょうね。

教行信証の阿闍世に関する記述の多さ、総序の最初に観経を取り上げられていることなど、阿闍世の悪を見つめる姿勢が伺われますね。

都路恵子さんの『アジャセからの贈りもの』は、示唆に富むご本です。

教行信証を耳で聞くという試みも、都路さんの経験から生み出された生きた試みだと思われます。

2010年11月 6日 (土)

永代経

明日11月7日(日) 佛性寺さんで永代経が行われます。(午後3時より)

ご法話のご縁をいただきました。お参りください。

正善寺の永代経もお知らせしておきます。

永代経

11月23日(火) 日中 午前10時より 逮夜 午後3時より

          説教 住職

よろしくお願いいたします。

新しい家族

ある檀家さんの家の報恩講。

お勤めの前に、ご主人から「新しい家族が増えました」とご紹介。

あたたかくていいですね。ほんわかした気持ちでお勤めさせていただきました。

家族そろっての、新しい家族を迎えての報恩講は、皆さんの正信偈の声の響く報恩講でありました。

2010年11月 4日 (木)

親鸞展

空き時間があったので、開催中の「親鸞展」を見る。

(福井市立郷土歴史博物館 11月29日まで)

共催が中日新聞・日刊県民福井。五木寛之さんの「親鸞」を掲載した新聞社ということもあり、挿絵を描いた山口晃さんの絵が多かった。

きっと、五木寛之さんの「親鸞 激動編」(1月1日から上記の新聞に掲載される予定だそうだ)のPRという意味も強いのだろう。

単に宝物を見せるというよりは「親鸞という人のリアリティに迫る展覧会」というあたりを目指している。

ここには山元派本山證誠寺蔵の善鸞上人の御影が展示されている。

善鸞上人は、親鸞聖人から義絶されたことになっており、(異説もあるようだ)評価が難しいところもあるようだが、山元派の御伝鈔には、善鸞上人も登場し、山元の地で念仏相続に励まれたという意味の記述があり、当派にとっては大切に考えられている方である。

せっかく福井での展覧会であるから、説明にそのことが触れてあってもよかったのに、と思われた。

報恩講

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報恩講が無事終了いたしました。

たくさんのお参り、感謝の念に堪えません。

特に、今年は初夜の御伝鈔拝読のことを、逮夜の席でも皆様にお知らせしたり、尼講のお説教で取り上げたりしていたので、(このブログでも、お願いしましたね)例年以上に初夜のお参りが多く、御伝鈔をいつもよりたくさんの方に聴いていただけて、非常に嬉しく思っております。御絵伝に関心を持っていただいた方も多かったように思います。

宗教的儀式やその意味について、お伝えをするということの大切さを改めて確認した思いです。

また、ご唱和をお願いした正信偈のお勤めも、お内陣まで、多くの方のお声が届いておりました。逮夜の真四句目下念讃淘五ツは、あげる機会も少ないので、外陣からの声が届くことは、正直なところ無理かもしれないと思っていましたので、皆様のお声に、感動してしまいました。

本当にありがとうございます。

また、法話のお取り次ぎをしていただいた覚善寺さんはじめ、結集の僧侶の皆様にも感謝をいたします。

真宗の大きなテーマはなんと言っても「報恩感謝」であると思います。

言葉の上だけでなく、ハートで「報恩感謝」の念を感じさせていただいた、報恩講の法要でありました。

そして、何よりこのご縁を結ぶ機会を作っていただいた宗祖親鸞聖人への感謝の念を忘れてはいけませんね。

2010年11月 2日 (火)

ブログ

このブログ、昨年の6月から始めていますが、コメントは全部で6つ。あまり多くはないように思います。(半分は住職のものですし・・・)

あるお寺さんからコメントをいただき、とても励みになりました。

お会いしたことの無い方なので、余計に嬉しく感じます。

松本圭介さんは、「ネットがお寺から僧侶を解放する」と書いています。

インターネットがお坊さんの大きな味方になると言いたいのだと思います。

(「東大卒僧侶の『お坊さん革命』」 読んでいる途中なので、読了後詳しく)

ブログやHPを立ち上げているお坊さんは、宗派問わず多いようですね。

私もネットを通じて、本やお寺の活動だけでは出遭えなかった方々から学ばせていただいています。

このブログも、ネットで知った川村妙慶さんを、正善寺にお招きすることが出来たところから始めたものです。

毎日更新される妙慶さんの日替わり法話のブログは、ある意味一つの目標であり、モデルとなっています。(ご法話のネタが、それほど無いので、毎日はとても無理ですが・・・)

そういう意味では、、「ネットがお寺から僧侶を解放する」と同時に、「ネットによってお坊さんは寺に帰ってくる」とも言えるような気がしています。

お坊さんの最後の場は、やはりお寺ですからね。

あすは、正善寺の報恩講です。皆様、よろしく報恩講のご縁を結んでくださいますよう、お願いいたします。

2010年11月 1日 (月)

報恩講

いよいよ11月ですね。正善寺の報恩講も近くなって参りました。

天気が悪そうなのが心配ですが、皆様報恩講のご縁を結んでくださるようお願いいたします。

報恩講 11月3日(水)

逮夜 午後3時より (お勤めの後 お齋があります) 

 正信偈真四句目下 

 念仏 五淘 和讃 五十六億七千万より次第六首

初夜 午後7時より

 正信偈草四句目下

 念仏 三淘 和讃 三朝浄土の大師等より次第三首

 御伝鈔拝読

説教 覚善寺様

報恩講ようの寺報を作りました。

去年とあまり変わりませんが、報恩講について、お勤めについて、御伝鈔拝読について、などの内容です。

皆様、どうぞ正信偈をご唱和ください。

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