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2012年12月

2012年12月31日 (月)

悩みながら、今を生きよう。阿弥陀さんと共に。

ほっとひといき 川村妙慶のカフェ相談室』を何とか読了。

5月から6月に渡って3回行われたカフェ相談室を書籍化したもの。

妙慶さんは相談者の悩みに向き合い、真摯にお答えになっている。

とはいいながら、その答えには、深く仏教に根ざしたことばである。

私たちは、煩悩に眼を閉ざされ、いつの間にか我に縛られる。

人間である以上、程度の差はあれ、そこから逃れることはできない。

悩みというのは、私たちにとってそういうものなのだろう。

「悩みながら、今を生きよう。阿弥陀さんと共に。」

このことばで妙慶さんは「おわりに」を締めくくる。この本で妙慶さんが示された悩みに向き合う態度を、まさしく言い当てたものではないだろうか。

 

そして、真宗門徒は人生の伴侶のように、このことばとつきあっていきたいものだと思う。

あらたまの

いよいよ今年もあと6時間あまりの今、掲示伝導をお正月用に。

新年のご挨拶とともに

あら玉の
年の始めの祝とも
南無阿弥陀仏の
こころ忘れるな
              (蓮如上人)

とさせていただきました。

お正月の初詣。

いくつお寺や神社に行かれるのでしょうか。

新年はめでたいものではありますが、「南無阿弥陀仏のこころ」こそが

私たち真宗門徒の中心にあります。

一休さんが正月にどくろを持って回ったという話がありますが、

めでたい気持ちのその中で、確かに見ておかなければいけないものもあるのです。

そのことに気づきつつ、良き年をお迎えください。

おおみそか

いよいよ今年もあと数時間で、暮れていきます。

お正月を迎えることになります。

正善寺では、年明けと共に住職が正信偈をあげておりますが、特別な法会として御案内を差し上げているわけではありません。

新しい年を迎えた際の法会を修正会と申しますが、正善寺では、年明けと共に修正会を行っております。

ただ、この近辺の方々は、五月雨式でお正月にお参りされますので、幸運にも(?)この修正会の時においでになった方は、一緒に正信偈を勤めていただけるとありがたいです。

こちらから新年のご挨拶を申し上げることができませんので、失礼に当たるかもしれませんが、ご寛恕ください。

その前に除夜の鐘も。午後11時45分頃から。

特につく方を決めているわけではありませんので、ご自由にご参加いただいてけっこうです。

つき終わったら、阿弥陀様にお遇いいただき、お念仏申していただきたいと思います。

2012年12月30日 (日)

山元派御正忌報恩講の模様

真宗教団連合のHP。

山元派の本年の御正忌報恩講の様子として写真3枚が載せられました。

他派に比べて、多少さみしい感じは致しますが、どうぞご覧ください。

http://www.shin.gr.jp/member/yamamoto/hoon/

まだ最後まで読んでいないのですが、川村妙慶さんの新著が出ております。

『川村妙慶のカフェ相談室』(法蔵館)

この本は京都先行発売なのだそうで、全国の本屋さんに出回るのは少し後になるそうです。

確実に手に入れるには、法蔵館書店さんの店頭でしょうか。

私は法蔵館書店の平積みの本を求めました。

詳しくは妙慶さんのブログをご参照ください。

また、ここでも触れさせていただきます。

Photo

2012年12月24日 (月)

これも遅れ気味…

これも以前のことの記述ですが・・・

19日には、ある法話の会に。

後ろに座っていた方が、歎異抄を携えておられる。

御講師のレジメには、その時お話しいただく歎異抄の一節が載せられているのだが、それに甘え、しばらく歎異抄を手に取っていなかった。

もちろん、ご紹介の一節はよく知っているのだが、自分の歎異抄やお話に向かう姿勢を問い直すことに。

御講師の新著を求め、携えていたところを認められ、お話の後、サインをしていただくが、そのときの会話を後ろの方がお聞きで、その方も手持ちの御著書にサインをしていただくことに。

そのとき、少しお話をさせていただいたが、事情でこの5月よりお寺の法務に携わっておられるとのこと。

お経を読むのが大変。勉強のために講座に出席しておられると。

この講座、いろいろな事情で自分が法務に携わると思っていなかったのに、急に住職になるなど、法務に携わるようになったお方も何人かいらっしゃる。

私も、法務を始めた頃のことを思い出す次第。

2012年12月23日 (日)

久方ぶりの…

更新が滞っておりましたが、その間にもいろいろとありました。

12月15日(土)には、京都のレストランキエフへ

川村妙慶さんのロココカフェになんと2年ぶりの参加です。

お話は『人間の三つの生き方』感銘深いお話でした。

今回久しぶりですが、この会も6年続いているのだそうです。

加藤さんと妙慶さんとの出会いは、その前の妙慶さんが門司にいらっしゃった頃からだとか。

拝見した覚えのあるお顔も、たくさん。

始めてこられた方も多いようでした。

同じテーブルには、何回も来て居られる方たちと同席。

うちが寺だという話から、いろいろと仏教のお話になりました。

食事が終わり、妙慶さんのお話が始まる折には、「二度目の法話が始まる」などど・・・

関心の深い方が多いのだなとあらためて確認いたしました。

2012年12月 9日 (日)

つながる

本日の「福井新聞」20面「つながる」と題する記事では大阪釜ケ崎の僧侶として、川浪剛氏をおっている。

記事ではつまびらかではないが、氏は真宗の僧侶であるらしい。

超宗派の会「支縁のまちサンガ大阪」の代表である。

詳しくは記事を参照していただきたいが、いわゆるあいりん地区での活動は、生の問題を生々しく映しだしているように感じられる。

川浪氏の活動について、共感するところ大ではあるが、では自分にできるかというと難しいところがあると感じる。

氏の活動の一端ではあるが、触れることができたことを喜びたい。

2012年12月 4日 (火)

灯り

三浦明利「灯り」ニューアルバム

インディーズの頃からのCDを聴かせていただいているが、このCDは、三浦明利さんの新境地を見る思いがする。

伸びやかな歌声、何ともいえない艶があり、その上、今までにない余裕も手に入れたように私にはきこえる。

大人の三浦明利を聴くといってよいだろう。(もしかしたら、失礼?そうであったら失礼の段ご寛恕を)

耳慣れた楽曲も新鮮である。

「恩徳讃」は、アップテンポの今まで慣れ親しんだ歌がこのようになるのかといった新鮮さが感じられる。

「あかりの法話」も味わい深いところ。

親しみのある「ありがとう」「花束レクイエム」は、以前とはまた違った顔を見せて新鮮である。

一枚ゲットすべき と思います。

あなたがあなたとして輝く時

アジャセ法話で知られる都路惠子さんのお話を聴く。

「あなたがあなたとして輝くとき」

都路さんの立脚点は、もちろん浄土真宗なのであるけれども、仏教全体の力といったものを見据えたお話である。

教義とか宗派とかいったものの壁を突き抜けたところで、宇宙観とも言うべき仏教観を語られている。

といっても私たちのとても身近な問題にまで、仏教を通していかに生きるべきかを問う、大きな見識には感慨を新たにするところ。

2012年12月 3日 (月)

雪割り

ちらほらと近隣での雪の知らせが入ってくるようになりました。

昨日は年番さんたちが雪囲い作業をしてくださいました。

正善寺本堂の屋根は勾配が急で、雪が積もると地響きを立てるようなものすごい音と共に雪が滑り落ちます。

近年は雪の量が減ってきているようですが、それでも雪割りがないと参道確保が難しい状況です。

Photo 完成した雪割り

本堂裏の雪囲いもしていただきました。

ありがとうございます。

作業後は正善寺の護持金を集めてくださいました。

年番の方々、ご苦労様です。お差し出しいただいた皆様、ありがとうございます。

住職は、報恩講参り。4件のお宅の報恩講で、正信偈をあげてまいりました。

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