本・新聞 Feed

2009年8月20日 (木)

「こころが折れそうになったとき 読む本」

川村妙慶さんの新著「こころが折れそうになったとき 読む本」を読了しました。

妙慶さんのご本はどれも親しみやすく読みやすい本ですが、この本も読みやすく、いろいろと発見があったり、考えさせられたりする本です。お薦めの一冊。

この本から紹介したいことはたくさんあるのですが、お寺という空間が健康維持の役目を果たしているというところを紹介させていただこうと思います。

◎お経の言葉に触れる(目)

◎読経をする。自分の発した声を自分の耳で聞く。鐘の響     きを聞く(耳)

◎本堂からお香やお花の香りが漂う(匂い)

◎読経は腹式呼吸をするので体が温まる。頭の活性化、法話で生きるための知恵をいただく (身)

◎なんといっても皆さんでわいわいしながらお茶やお菓子を楽しむ(舌)

こうやって指摘されてみると、お寺って五感をフルに使い、感性を磨き、健康維持に役立つ場なのですね。認識を新たにしました。

皆さんもお寺で、いきいきとしてみませんか?

正善寺では尼講を行います。

8月27日午後7時より

正信偈のお勤め、住職の法話のあとお茶とお菓子で、おしゃべりなどを。

2009年7月30日 (木)

「こころが折れそうになったとき 読む本」

Photo

春の永代経でご法話のご縁をいただいた川村妙慶さんの新刊ができあがったようです。ブログで表紙が紹介されています。8月11日が発売と聞いていますので、書店でご覧になってください。

「こころが折れそうになったとき 読む本」(こう書房)

こう書房のページから注文ができます。

ようこそ「こう書房」の本棚への7/29・30の記事にこの本についての詳しい紹介があります。

これによると8月3日頃に書店に並ぶようですね。

2009年7月 3日 (金)

明日、永代経

永代経がいよいよ明日に迫ってきました。

一人でも多くの人にお参りいただきたいと念じております。

当日(逮夜)ご用意できる妙慶さんの御著書は次の通りです。

「心の荷物をおろす108の智恵」1500円

「心のしくみがわかる本」1000円
「続世界一ほっとする尼さんのいい話 74分法話CD付」1300円

2009年7月 1日 (水)

心のしくみがわかる本

著者は川村妙慶さん。アナウンサーで女性僧侶である。

本の題名からは、心理学者が書いた本のようであるが、仏教の教えをもとに気持ちの整理の仕方を教えてくれる。

仏教の教えというと堅い話のようで、なんとなく縁遠いと思われるかもしれないが、私たちの心について、やさしく読みやすく仏教の教えを説いてくれている。

ある意味では仏教入門のテキストでもある。

苦しみは執着のためだと仏教では教えているのだが、「執着」についていろいろな方面から考えている。

仏教の実践書だといってよいかもしれない。

値段も手ごろ、厚さも手ごろ、それでいて思わぬ収穫に満ちている本である。

ぜひ手にとって読んでもらいたいお勧めの本である。

川村妙慶さんの御著書

永代経当日、川村妙慶さんの御著書を用意しておきます。

この機会に、是非お読みいただきたいと思います。

「心のしくみがわかる本 気持ちが整理できないあなたへ」

「続世界一ホッとする尼さんのいい話」(法話CD付)

などが用意できると思います。

妙慶さんのお話を聞いた後は、ご本を楽しみませんか?

2009年6月26日 (金)

14歳からの社会学 〈生〉と〈死〉

宮台真司さんの『14歳の社会学』を少し読みましたが、この本に「〈生〉と〈死〉」という一章があり、とても考えさせられました。

この章は、社会学という学問についてというよりは、宮台さんの実体験に基づいて〈生〉と〈死〉について考えられているような印象を受けます。今をときめく社会学者のなまの声を聞くような気持ちになりました。

「死があるから自分はここにいる」という認識の仕方は、なんだか、頭を棒で殴られたような、刺激を受けました。

「死を受け入れて自分を受け入れる」 私たちは多くの死を受け入れていかなければ行けません。死を受け入れる(自分の死も含めて)ことは、ある意味で、新しい出会いなのでしょうね。

宮台さんはこう言います。

 実は、死を受け入れないということは、自分の存在を受け入れないということだ。

「〈世界〉の中で直接たたずむ死に方」 私たちは、普段社会に軸足を置いて、社会に「承認」されることが必要です。しかし、死は社会的なものであるだけでなく、「名前を持たない存在として死ぬことを受け入れる」ところに安らかさがあると宮台さんは言います。

とりとめのない書き方になりますが、〈死〉は〈生〉のゴールであり、生きているうちに死を見つめることは、生を見つめることになると思います。

蓮如上人は「後生の一大事を心に掛けて念仏申すべき」といわれましたが、お念仏は死すべき身である私にとって、死を見つめる上で欠くことのできないものなのかもしれません。

14歳でなくとも、この本は手にとって、社会を見つめ直すのには良い本だと思います。

2009年6月25日 (木)

「親鸞をよむ」を読む

山折哲雄さんの「親鸞をよむ」(岩波新書)を読んだ。

 頭で「読む」のではなく、からだで「よむ」

これが、この本のキーワードだといえるのでしょう。

親鸞聖人のからだ、ということは、今まであまり考えていなかったので、新鮮でした。

このように考えていくと、親鸞(聖人)について、今まで見えてなかった、あるいは、あんまり触れられてこなかった面を知らされます。

私たちも、からだをっもっていきています。

それと同じように、あるいはそれ以上に、親鸞(聖人)は、からだで行動し、学び、お念仏されてきたのでしょうね。

2009年6月23日 (火)

「絵解き 世界一ホッとする尼さんのいい話」

川村妙慶さんの「絵解き 世界一ホッとする尼さんのいい話」 はその名の通り、絵解き。

妙慶さんの文もわかりやすくて良いけれども、小林裕美子さんのまんがが、妙慶さんの文とよくマッチして、絶妙といえる。

この本は「漢字で感じる法話」「迷ったときの法話」「私の心を読み解く法話」「もっと簡単な法話」の4章。

その中でも「漢字で感じる法話」が特におもしろい。

ちょっと紹介しよう。

  昔あった古いことを口の中にためてしまうと心が固くなるよ。 

    昨日まであった悔しいことはそっと水に流そう。

    すると心に新しいことが入ってきます。

「なるほど!」と手を打った人がきっと何人かいるのではないだろうか?

短い一言で、固くなった心がなんだか柔らかくなってきたようだ。

こんな本なら、読んでみたくなるでしょ?

2009年6月20日 (土)

「続 世界一ホッとする尼さんの話 74分法話CD付き」

このところ、車に乗っているときは、川村妙慶さんの「続 世界一ホッとする尼さんの話 74分法話CD付き」のご法話CDを聞くことが多い。

妙慶さんは、アナウンサーでもある。マイクを前にすると、テンションが上がるのだそうだ。

そのアナウンサーとしての面目躍如というのが、この本(CD)の特徴の一つであることは云うまでもありません。やさしく、わかりやすく、聞き取りやすくと、三拍子そろっています。

小林裕美子さんのイラストも、かわいらしくて良い感じ。4コマ漫画には、ユーモアがあふれ、思わず笑ってしまう。

興味のわいた方は、妙慶さんのHPの妙慶の本棚のページから、この本の紹介のPDFを見ていただくと、この本の魅力がよく分かると思います。もちろん、本を手にとっていただくのが、一番のおすすめ。

正善寺の永代経のお説教の際には、この本同様にやさしく、わかりやすく、聞きやすいお話を聞くことができます。

お寺に行くのは???という気持ちを持っている方も、気軽に妙慶さんのお話をお聞きいただきたく思います。

ただ、正善寺には駐車場がありません。境内があまり広くないので、境内への車の乗り入れをしていただく余裕がないのです。ご不便ですが、公共交通機関でおいでいただきたい、というお断りを。

2009年6月19日 (金)

心の荷物をおろす108の知恵

川村妙慶さんの御著書「心の荷物をおろす108の知恵
誰でも心に大きな荷物を背負っているのではないだろうか?

恋愛、人間関係、家族・・・・

そんな荷物をおろすのに、この本は参考になるのではないだろうか。

カバーの見返しに書かれた言葉は、一筋の光明を見るようだ。

 できない自分を責めないでください。

 逃げてしまう自分を大切にしてください。


 あなたが生まれたことには、大きな意味があるのです。

 暗闇という穴に、自分から入らないでほしいのです。


 絶望とは、希望がたたれることではありません。

 むしろ希望の始まりなのです。

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