2012年12月 9日 (日)

つながる

本日の「福井新聞」20面「つながる」と題する記事では大阪釜ケ崎の僧侶として、川浪剛氏をおっている。

記事ではつまびらかではないが、氏は真宗の僧侶であるらしい。

超宗派の会「支縁のまちサンガ大阪」の代表である。

詳しくは記事を参照していただきたいが、いわゆるあいりん地区での活動は、生の問題を生々しく映しだしているように感じられる。

川浪氏の活動について、共感するところ大ではあるが、では自分にできるかというと難しいところがあると感じる。

氏の活動の一端ではあるが、触れることができたことを喜びたい。

2012年12月 4日 (火)

灯り

三浦明利「灯り」ニューアルバム

インディーズの頃からのCDを聴かせていただいているが、このCDは、三浦明利さんの新境地を見る思いがする。

伸びやかな歌声、何ともいえない艶があり、その上、今までにない余裕も手に入れたように私にはきこえる。

大人の三浦明利を聴くといってよいだろう。(もしかしたら、失礼?そうであったら失礼の段ご寛恕を)

耳慣れた楽曲も新鮮である。

「恩徳讃」は、アップテンポの今まで慣れ親しんだ歌がこのようになるのかといった新鮮さが感じられる。

「あかりの法話」も味わい深いところ。

親しみのある「ありがとう」「花束レクイエム」は、以前とはまた違った顔を見せて新鮮である。

一枚ゲットすべき と思います。

あなたがあなたとして輝く時

アジャセ法話で知られる都路惠子さんのお話を聴く。

「あなたがあなたとして輝くとき」

都路さんの立脚点は、もちろん浄土真宗なのであるけれども、仏教全体の力といったものを見据えたお話である。

教義とか宗派とかいったものの壁を突き抜けたところで、宇宙観とも言うべき仏教観を語られている。

といっても私たちのとても身近な問題にまで、仏教を通していかに生きるべきかを問う、大きな見識には感慨を新たにするところ。

2012年12月 3日 (月)

雪割り

ちらほらと近隣での雪の知らせが入ってくるようになりました。

昨日は年番さんたちが雪囲い作業をしてくださいました。

正善寺本堂の屋根は勾配が急で、雪が積もると地響きを立てるようなものすごい音と共に雪が滑り落ちます。

近年は雪の量が減ってきているようですが、それでも雪割りがないと参道確保が難しい状況です。

Photo 完成した雪割り

本堂裏の雪囲いもしていただきました。

ありがとうございます。

作業後は正善寺の護持金を集めてくださいました。

年番の方々、ご苦労様です。お差し出しいただいた皆様、ありがとうございます。

住職は、報恩講参り。4件のお宅の報恩講で、正信偈をあげてまいりました。

2012年11月25日 (日)

あなたは、かけがえのない存在なのだから。

川村妙慶『あなたはかけがえのない存在なのだから。』を読了。

すでに法話で取り上げたことを書いていますが、味わい深い御本ができました。

副題が「悩みの数だけ 仏は寄りそう」

それに関しては、「はじめに」に次のようにある。

 私のもとには、毎日のように辛い思いを訴える手紙やメールが数多く届きます。一つひとつに目を通し、どうしたら教えのことばを届けられるのだろうと考えます。仏のことばは迷い、苦しみ、すり切れそうな心にすっと染みわたって、心に響いてくるのです。

「悩みの数だけ仏は寄りそう」

 そうつくづく感じるほどに、多くの方々のお悩みに向き合うとき、私はあらためて仏のことばの深さ、温かさ、そして普遍性を実感します。それほどの力があるからこそ、こうして時代を経て語り継がれ、今も生き続けているのではないでしょうか。

 親鸞聖人や歴代の僧侶の「命のことば」をもとに悩み相談に回答していくといった体裁のこの本は、実際に妙慶さんという実に優れたフィルターによって、法語を生き生きとした形で私たちの前に示してくださっている。

 「仏のことばの深さ、温かさ、そして普遍性」は、確かに存在するものなのであろうが、そのことばの難しさのためになかなか一般には届かないうらみがある。そこを見事に取り次いでくださるのが妙慶さんだという印象を深く持つ。

私たちの悩みに仏と共に妙慶さんも寄りそってくださっているのだと感じる。

 この本は、一人一人が自分の抱えた悩みによってその人その人の向き合い方ができる本であるといってよいだろう。

本山御正忌報恩講

昨日は本山證誠寺の御正忌報恩講の逮夜に出勤とお取り次ぎ。

正善寺の永代経でのお話とは、少し紹介するものを変えて、内容も少し変更。

資料を作るのですが、コピーの裏表をまちがえたり、ミスばかりで時間は足りなくなるとストレスフルな状態でご本山に向かうことになってしまいました。

でも、皆さん熱心に聴いてくださり、メモをとってくださったり。お聴聞でメモをとるのはいいのか悪いのか、議論が分かれるところのようですが、真剣に聴いていただいているということが伝わってきて、ありがたく思う次第です。

今回紹介したものは

川村妙慶『あなたはかけがえのない存在なのだから。』より「私たち人間には上も下もありません」の項

浅野執持『絵ものがたり 正信偈 ひかりになった王子様』より「凡聖逆謗斉回入 如衆水入海一味」の項

今回は妙慶さんのご本からも浅野さんのご本からも「凡聖逆謗斉回入 如衆水入海一味」を取り上げた箇所を紹介いたしました。お話も、正信偈のこの部分を中心に。

阿弥陀様がどういう存在か、真宗のご信心とはどういうことか、といったことをお話しいたしました。

本山證誠寺の御正忌報恩講は28日まで。

どうぞお運びください。

2012年11月24日 (土)

永代経終了

昨日永代経が行われ、無事終了いたしました。

たくさんの方のお参りをいただき、ありがとうございます。

雨が降り、寒い日となりましたが、正善寺に足を運んでいただいて、ありがたく思う次第です。

午前中(日中)は阿弥陀経のお勤めをさせていただいて、住職が法話。

御本の次の箇所を紹介しつつ…

川村妙慶『あなたは、かけがえのない存在なのだから。』より「『今』を受け入れれば先の不安は消えていきます」の項

浅野執持『絵ものがたり 正信偈 ひかりになった王子様』より「凡聖逆謗斉回入 如衆水入海一味」の項

禿了滉『寿光のメッセージⅡ』より「人生におけるすべての苦しみは如来の激励である」の項

私たちにとって阿弥陀様・南無阿弥陀仏がどのような存在かということを中心にお話しさせていただきました。

午後(逮夜)は、村国の山元派寺院の皆さんと共に観経をお勤め。その後は、岩見順明さん(本願寺派布教使)にご法話をお願いいたしました。

岩見さんのお話は、身近なところからわかりやすく訴えかけられます。

腹に落ちるという感じのお話をいただきました。ありがとうございます。

いろいろと準備いただいた年番の方々、御法中、そしてお参りいただいた方々のおかげで、永代経が勤まり、ありがたく思うところです。

本日本山證誠寺の御正忌報恩講でお取り次ぎを致します。

逮夜 午後2時より

2012年11月23日 (金)

本日永代経

いよいよ、本日は永代経です。

かねてからの御案内通りですが、

正善寺 永代経

11月23日(金)

 日中 午前10時 説教 住職 仏説阿弥陀経(内勤め)

 逮夜 午後3時  説教 本願寺派布教使 岩見順明氏

         仏説観無量寿経(村国の山元派寺院参勤)

お参りをお待ちしております。寺報も用意しております。

11月24日(土)は本山證誠寺の御正忌報恩講でお取り次ぎを致します。

逮夜 午後2時より

お取り次ぎの準備のため、深夜に思案中。

なのです・・・・・・

2012年11月22日 (木)

永代経

かねてからお知らせしておりますように明日正善寺の永代経です。

永代経

11月23日(金) 

日中 午前10時 逮夜 午後3時

日中は内勤めで(住職のみ)お経は「仏説阿弥陀経」。法話も住職が致します。

逮夜は村国の山元派の寺院の方も参勤されます。お経は「仏説観無量寿経」。法話は本願寺派布教使岩見順明氏。

お参り心よりお待ちしております。

昨日川村妙慶さんの新著を入手いたしました。

まだぱらぱらと見せていただいただけですが、「はじめに」で、先輩僧侶との出会いについて書いておられるのが目を引きます。

多くの僧侶(仲間)に支えられ、その方々が尊敬しているのが親鸞聖人であった。そして親鸞聖人のおことばに導かれ、支えられてきた。

もしかすると、仏教なんて縁遠い、親鸞聖人なんて関わりがない、と思って居られる方もおいででしょう。

しかし、妙慶さんのお悩み相談のバックにはしっかりと仏教というバックがあり、親鸞聖人のおことばがあります。

よく味わいたい御本です。

2012年11月21日 (水)

妙慶さんの新刊

川村妙慶さんの新刊「あなたはかけがえのない存在なのだから。」妙慶さんのブログに本の表紙のお写真が。

本日入手できる予定なので、読むことを楽しみにしております。

お写真を見るまで知らなかったのですが、副題には「悩みの数だけ 仏は寄りそう」とあります。

悩むときは、自意識の中へ深く潜り込んでしまい、そこから出ることが難しいでしょう。

しかし、仏を感じるとき、しっかりと寄り添っていただいているということがわかるのではないでしょうか。

そのような存在として仏を受けとめるとき、悩みの解決が近いようにも思えます。

とにかく、早く読んでみたいものです。

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