死の体験と安心して看取って見送るワークショップ
長慶寺さんで泰円澄さんのワークショップ「死の体験と安心して看取って見送るワークショップ」に参加。
以前死に関するワークショップに参加したことがあるが、非常にすばらしいものだった。
今回は、死の体験とともに「看取り」「見送り」という要素が付け加わり、また違った意味でいい体験であった。
実際に死ぬことは一度しかできないが、死について考え、意識することは、辛い部分もあるが、重要なことであると思える。
今回は、読経があったり、自分の大切なものを捨てながらも、それを「看取り」「見送る」というワークがあり、仏教的なところへの踏み込みが大きかったように思う。
自分の捨てたものを、納棺し、読経とともに見送るというのは、これまでに経験したことのないものを感じる機会となった。
今まで、触れることがタブーとされ、いつの間にか私たちから遠ざけられる形になってきた「死」との関わり方は、広く認識され直さなければいけないと感じる。
そして仏教者として、人の「死」にどう関わるのかということは、大きな課題として私たちの目の前に現れてきているものだと思う。