アジャセからの贈り物
都路恵子さんの「アジャセからの贈り物」を読了。
浄土三部経では、観無量寿経にアジャセが出てきますが、どちらかというと観無量寿経はイダイケ夫人を中心に書かれています。
親鸞聖人は「教行信証」では、アジャセに注目します。
それは、アジャセが悪人であることが大きな理由なのでしょう。
この本は、「教行信証」に書かれたアジャセに注目します。
アジャセの救いにある意味で、親鸞聖人の求めたものがあるのでしょう。
「教行信証」は難しいという印象のある本ですが、都路さんは「教行信証」を耳で聞くことをすすめられています。CD で朗読もついています。
語り口もやさしく、かみ砕くような感じで読みやすいものです。
興味深い本として一読おすすめいたします。